武藤嘉紀がスペイン1部エイバルに期限付き移籍 背番号「12」乾貴士と同僚に
サッカースペイン1部エイバルは16日、イングランド・プレミアリーグのニューカッスルから元日本代表FW武藤嘉紀(28)を期限付き移籍で獲得したと発表した。移籍期間は今季終了まで。背番号は12となる。武藤にとっては初のスペイン挑戦で、今季のスペイン1部ではFW岡崎慎司(34)=ウエスカ、MF乾貴士(32)=エイバル、MF久保建英(19)=ビリャレアル=に続く4人目の日本人選手となる。
東京都出身の武藤は15年夏にFC東京からドイツ1部マインツに完全移籍し、3シーズンで公式戦72試合23得点を挙げた。18年夏には4年契約でニューカッスルに完全移籍したが、2年目の昨季は公式戦10試合1得点にとどまるなど2年間で同28試合2得点に終わっていた。
2022年6月末までニューカッスルとの契約を残していた武藤だが、11日の記者会見ではスティーブ・ブルース監督(59)が「どこか(別のクラブ)に行ってプレーする必要がある。彼が試合に関与できないのは健全ではない」と武藤の移籍を容認する発言をしており、12日に行われたウェストハムとの開幕戦でも招集外となっていた。また、ニューカッスルの公式サイトでブルース監督は「武藤はおそらくスペインのクラブに行く。24時間以内に決まるだろう」と見通しを語っていた。
エイバルには元日本代表MF乾貴士が所属しており、昨季は1部で14位だった。12日の開幕戦ではセルタと0-0で引き分けた。19日にはMF久保建英が所属するビリャレアルと敵地で対戦する。