遠藤保仁 復帰への思いも語る「ここ以上のクラブはない。ガンバに戻ってきたい」
J1G大阪からJ2磐田への期限付き移籍が正式発表された元日本代表MF遠藤保仁(40)が5日、オンラインでの記者会見を行い「新しいチャレンジをしたい思いと試合にたくさん出たいという思いが強くあった中での移籍だった」と決断の理由を語った。
遠藤はプロ23年目を迎えた今季、J1最多出場記録(631試合)を更新し、通算641試合まで記録を伸ばしているが、先発出場は3試合にとどまっていた。出場機会の激減が移籍を決断した要因かと問われた遠藤は「小さな要因」とした上で「小さなものがいっぱい重なって大きなものになった。より多くの試合をしたい、新しいチャレンジをしたいという思いは常日頃から持っている。そういうものが全て積み重なった中での移籍になった」と複雑な胸中を明かした。
移籍期間は来年1月31日までとなっている。来季以降については「長くお世話になったクラブ。ここ以上のクラブはないと思うので、ガンバに戻って来たいと強く思っている」とG大阪復帰への思いを語った。
2001年に京都から完全移籍で加入し、G大阪で20年目となるレジェンドは「簡単な決断ではなかったし、ここ1週間とかで決めた話ではない。長くいればいるほど決断は難しくなるが、自分の気持ちに正直に意見をぶつけた。この移籍が良かったと言えるような結果を残せたら」と前を向いた。
磐田には6日に合流し、加入記者会見を行う。「20年ぶりの移籍なので新人の時の気持ちを忘れずやっていきたい。磐田をJ1に上げるというモチベーションもあるし、新しくレギュラー争いをする楽しみもある。自分のプレースタイル、特長はみんな分かっていると思うので、それ以上の驚きを披露できればいいなと思う。ハードワークやフィジカル重視の世の中になっているが、変化を加えられる選手というのは見ていて楽しいと思う。向こうでもそういう選手になれれば」と新天地での飛躍を思い描いた。