Ｊ１Ｇ大阪の元日本代表ＭＦ遠藤保仁（４０）が、Ｊ２磐田へ今季終了までの期限付きで移籍することが５日、両クラブから発表された。遠藤はオンラインで会見。「新しいチャレンジをしたい思いと、試合にたくさん出たいという思いが強くあった中での移籍」と決断の理由を語った。

　プロ２３年目の今季はＪ１最多出場記録（６３１試合）を更新し、６４１試合まで記録を伸ばしている。だが、先発出場は３試合のみ。出場機会を求めてオファーに応じた。

　２００１年にＧ大阪に加入して以来２０年、アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）制覇や、Ｊ１、リーグカップ、天皇杯全日本選手権の３冠達成など、主要タイトル獲得に貢献したクラブのレジェンドは「簡単な決断ではなかったし、ここ１週間とかで決めた話ではない」と明かす。「レンタル移籍という形でいったん離れるが、ガンバに戻ってきたいという気持ちは強く思っている」と復帰への思いも口にした。

　磐田はここまで７勝９分け８敗の勝ち点３０で１３位と低迷。「新人の時の気持ちを忘れずやっていきたい。磐田をＪ１に上げるというモチベーションもある。自分のプレースタイル、特長はみんな分かっていると思うので、それ以上の驚きを披露できれば」と新天地での飛躍を思い描いた。