南野、リバプール移籍で「成長した部分見せられれば」背番号10は「こだわりはない」
サッカー日本代表は7日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合カメルーン戦(9日)に向けて合宿3日目の練習をアーネム近郊で行う。新たな背番号「10」を背負うMF南野拓実(25)がオンラインで取材に応じた。イングランド・プレミアリーグのリバプール移籍後初の日本代表活動で、成長の跡をピッチに刻むことを誓った。日本代表は当地で親善試合カメルーン戦(9日)、同コートジボワール戦(13日)を行う。
「高いレベルの選手たちと日々トレーニングからプレーしていて、自分も試合で結果を出してこそ成長を実感できる。少しでもそれを証明するために今回の2試合で試合に出れば結果というところで、目に見える形で、成長した部分というのを見せられればいいかなと思います」
今年1月1日付けでオーストリア・ザルツブルクからリバプールに移籍した。2019-20シーズンは無得点に終わった。今季初戦となる8月29日のFAコミュニティ・シールドで移籍初ゴールを決めた。
「今シーズンの1番最初の公式戦でゴールできたというのは自分の中で少し自信になったし、今後もそうやってチャンスをつかんでゴールやアシストというところで結果を残して、もっと今よりも出場時間だったりとか、大事な試合で結果を、使ってもらえる選手になっていければいいかなと思います」。進化を求めて移籍した世界トップレベルの舞台。確かな足跡を刻んで、代表戦に臨む。
背番号は日本代表では初めて背負う「10」番。「特に背番号にこだわりというのはなくて…」と素直な心境を明かす。「特別にその番号に対してプレッシャーを感じるとかは今はないですけど、いつも通りプレーできればいいかなと思います」と普段着プレーを強調した。
コロナ禍で1年ぶりの代表活動。「今回いろんな人たちの協力があって代表活動できることをすごくうれしく思いますし、その感謝の気持ちを持ちながら2試合、結果にこだわってプレーしたいなと思います」と誓う。
「僕はいつもがむしゃらに。チーム、代表でも結果を残さないとチャンスが確約されているものはないので。チームでいつも考えながら試行錯誤してプレーしているようにこっちでもプレーしていければいいかなと思います」。特別ではなく、いつも通りがむしゃら。ゴール、アシストという目に見える結果を残して、成長した姿を証明してみせる。