J1柏 ルヴァン杯決勝“前哨戦”制す ネルシーニョ監督「追い風になる」
「明治安田生命J1、FC東京1-3柏」(28日、味の素スタジアム)
柏が3得点でルヴァン杯決勝(11月7日、国立)と同じカードとなるFC東京との“前哨戦”を制した。ネルシーニョ監督が「相手のストロングを消しながら、全体でインテリジェンスを働かせ、効率よく攻撃を仕掛けられたゲームだった」と決定機で確実に仕留め、リーグ4試合ぶりの白星をつかんだ。
チャンスの数では相手に上回られたが、前半28分にFW江坂任が今季9点目となる先制点を入れて流れを手放さなかった。後半1分、同30分には相手DFのミスを見逃さず故障から復帰後6試合連続スタメンのMFクリスティアーノが今季初得点を含む2発を決めた。
エースのオルンガが無得点でも攻撃陣が安定の3得点。江坂は「2点目、3点目をショートカウンター気味に取れたことはここ最近なかった良さ」と手応えを口にした。クリスティアーノも「攻撃のメンバー全員が点を取ってアシストできることはいい流れ。決勝でも同じパフォーマンスをしたい」と話した。
快勝に指揮官は「FC東京に勝てたことは追い風になる」。ルヴァン杯7年ぶりのタイトルへ弾みのつく1勝となった。