ザルツブルク奥川 欧州CL初ゴール!勝利ならずも存在感見せる
「欧州CL・1次リーグA組、ザルツブルク2-6バイエルン・ミュンヘン」(3日、ザルツブルク)
A組でザルツブルク(オーストリア)のMF奥川雅也(24)は2-6で大敗したホームのバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦で1-2の後半20分から出場し、直後に欧州CL初得点を決めた。
ピッチに入った直後。ゴール前のスペースを突いた奥川が、世界屈指のGKノイアーの位置を見極めて右足で冷静に蹴り込んだ。開幕前に「一番はCLでインパクトを残したい」と話していたアタッカーが奪った欧州CL初ゴールは、昨季王者Bミュンヘンからだった。
1-2の後半20分に投入されると、いきなりチャンスが訪れた。21分、相手陣内でボールを奪った味方からのパスに走り込み、左足の柔らかいタッチでトラップ。ノイアーの逆を突いてゴール左へと決めると、雨の降る無観客の競技場に歓喜の叫び声が響いた。
ドリブルを得意とし、2015年にJ2京都からザルツブルク入り。ドイツ2部のキールなどへの期限付き移籍で力を蓄え、昨季に復帰した。
前回大会王者からのゴールは、昨季途中までザルツブルクで同僚だった南野を思い起こさせる。「拓実君が(得点した相手の)リバプールに行ったということで、すごく刺激になっている」と奥川。試合は終盤に突き放されたが、確かな足跡は残した。