J2新潟の是永社長が辞任「判断と対応を大きく間違えた」ファビオ飲酒運転で引責
J2新潟は6日、是永大輔代表取締役社長が辞任したと発表した。臨時取締役会で決議された。
後任として中野幸夫取締役常勤顧問兼後援会副会長が務める。
是永社長は17日に代表取締役から取締役に異動、12月31日をもって退任する。
新潟では9月17日にファビオが新潟市内で酒気帯び運転を行い、クラブは同選手が検挙されたことを知りながら10月14日までJリーグに報告しなかった。これにより、6日、Jリーグ村井満チェアマンが裁定委員会に諮問し、罰金300万円とけん責処分を受けていた。
是永社長はクラブを通じて以下の様にコメントした。
「今回の一連の騒動によりご迷惑をおかけしたすべてのみなさま、大変申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。
2018年9月の専務就任、2019年1月の社長就任以来、クラブの価値を高めるために情熱を持って精一杯取り組んで参りましたが、今回の件では判断と対応を大きく間違えました。結果、クラブの価値を毀損してしまう事態となりました。みなさまが、そして自分自身が心から愛するアルビレックス新潟の名誉を傷つけてしまったこと、毎日、自責の念に駆られています。選手やスタッフ、社員のみなさんには何も瑕疵はございません。本当に申し訳ありません。
また、アルビレックスファミリーだけではなく、すべてのJリーグファン、サッカーファンのみなさまにも大きなご迷惑をおかけしました。恥ずかしく、情けなく、猛省しています。
記者会見でも述べさせていただいたように、今回の件は決して隠蔽を意図したものではありません。しかし、結果として誤解を招く状況に陥らせてしまったことも理解しています。何より、懲罰というJリーグの処分を重く受け止めています。大きな責任を感じています。
世の中をこれほどお騒がせしてしまっていること、そしていま最も必要であるクラブの速やかな信頼回復のためには、自分がここから離れるべきだと考えました。
サポーターのみなさまには思い切り応援していただきたいため、またチームにはこれからの戦いに集中してもらいたいため、そしてクラブが予算編成とチーム編成など来季の準備を進めるためにも、このタイミングで辞任することとさせていただきました。
今後はいちサポーターとしてアルビレックス新潟の未来に貢献させていただきたく思っています。」