レアル記録的惨敗 ジダン監督「理解に苦しむ」3PK含む4失点
「スペインリーグ、バレンシア4-1レアル・マドリード」(8日、バレンシア)
レアル・マドリードが3つのPKを献上するなど4失点で大敗。昨季手堅い守備でリーグ戦を制し、今季ここまでも7試合で5失点(1試合平均0.7失点)だった自慢の守備陣が崩壊した。
バレンシアはMFカルロス・ソレールが蹴り直しを含め3回のPKを決めてハットトリックを達成。スペインのスポーツ紙、アスによるとスペインリーグで1試合に3回のPKが吹かれたのは過去に9回、今世紀に入っては2回目で、レアル・マドリードにとっては初。さらにバルセロナ、アトレチコ・マドリードを含めたビッグクラブも同様のケースはないという。
試合後の会見でジダン監督は少なくとも3回は「(先制した後)同点に追いつかれたところで自分たちのペースが落ちた」と繰り返した。これまでと同様判定についての踏み込んだ発言はしなかったものの「今日は本当にあらゆることが起きた。自分たちがやったゲームを理解するのが難しい」と不可解な点があるとした。先発メンバーの入れ替えをしたことが敗因の一つにあるのでは?との問いには「ここにいる全員がマドリードの選手でだからこそ、この先発を選んだ。バレンシアが戦術的に優っていたとは思わないが、責任は私にあり解決策を見つけなければならない」と話した。