久保建英「爪痕残す」 日本代表史上2番目の年少記録、19歳162日初ゴール目指す

 「国際親善試合、日本-パナマ」(13日、グラーツ)

 サッカー日本代表は12日、国際親善試合パナマ戦(13日)に向けて、オーストリア・グラーツ近郊で合宿4日目の練習。練習に先立ちオンラインでの取材に応じたMF久保建英(19)=ビリャレアル=は「爪痕を残すことが必要」と決意をにじませた。出場すれば国際Aマッチ通算10試合目となる節目。日本代表史上2番目の年少記録となる19歳162日での代表初ゴールを狙う。

 若くして代表の常連に名を連ねるが、地位に安穏とするつもりはない。「選ばれたからにはしっかり爪痕を残すことが必要」。19歳の久保建は覚悟を込めて言い切った。

 出場すれば国際Aマッチ通算10試合目の節目となる。代表史上2番目の年少記録となる19歳162日での代表初ゴールに期待も集まるが、「節目だからゴールを目指さないといけないと誰かに言われた訳でもない。重圧も別にない」と意に介さない。一方で「チームに貢献することが大事。そのための手段として結果を残さないといけない」と強調した。

 結果とは得点やアシストといった目に見える数字に他ならない。「一番気を付けているのは『最後の質』。ラストプレーや最後のシュート、プレーの終わりはめちゃくちゃ意識している」と自身のこだわりを明かした。

 10月の代表戦では2試合に出場し、その後は所属先のビリャレアルで欧州リーグ3試合に出場して1得点2アシスト。リーグ戦でも短時間ながら継続的に出場機会を得るなど調子を上げている。

 ただ、「代表とクラブは自分の中では全く別物」と久保建は言う。「クラブでの毎日の積み重ねを、一発勝負で出す場所」と代表を位置付けた。時間の限られた勝負どころで“一発解答”を導き出す。

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