森保監督、メキシコとの一戦へ「勝つための準備を」 7大会連続W杯16強の強豪国
「国際親善試合、日本-メキシコ」(17日、グラーツ)
サッカー日本代表は16日、合宿を張るオーストリア・グラーツで親善試合メキシコ戦(日本時間18日5時開始)に向けて調整を行った。オンライン会見に臨んだ森保一監督(52)は、FIFAランク11位でW杯の常連国でもある強豪との一戦が、重要な試金石となる認識を示しながらも「力を試すだけではなく、勝つための準備をしたい」と話した。
その戦いは、現在だけではなく未来をも映すことになる。森保監督は「我々の現在の力を知るため、立ち位置を知るための最高の相手。チームとして戦って勝利を収めたい」と力強く語った。
中米の雄は7大会連続W杯16強と実績のある強豪。MF柴崎は「この試合をどう捉えるか。チームとしての一つの指標となる」と重要性を説く。時期としては、ロシアからカタールへと続くW杯のサイクルのちょうど中間点。「W杯など先を見据えた上で、こういう相手と今やれるのは良いこと」とメキシコ戦を位置付けた。
指揮官はここまでのチーム作りを「攻撃も守備も積み上げはできている。選手も個の力を上げ、組織力に生かすチャレンジをしておりチーム力は上がっている」と分析。コロナ禍でアジア予選が中断しているが、期せずして4年間の折り返し地点で、成長度の達成度合いを測ることができる試合となった。
年内最後の代表戦。勝利を目指すと共に、「ここまで」と「これから」を見極める90分間となる。