Jリーグ・来季昇格は2枠、降格は4枠 J1昇格の決定方法は今後議論へ
Jリーグは17日、理事会を開き、来季終了後の昇降格枠について、昇格はJ2、J3とも2枠、降格はJ1、J2とも4枠と決まった。J1からJ2へは4チームが自動降格となり、入れ替え戦は行わない。J2からJ1に昇格する2チームの決定方法については、昇格プレーオフも含め今後議論される。
今季は新型コロナウイルスの影響で「降格なし」の措置が取られたため、来季のJ1は2チーム増の20チーム、J2も2チーム増の24チームで開催されるが、2022年には現状の18チーム(J1)と22チーム(J2)に戻される。
オンラインでの記者会見に臨んだ村井満チェアマン(61)は「コロナ禍という危機的状況で、それぞれの持ち分を超えた意見交換ができた」と語り、原副理事長も「クラブの立場を超えて最終的にこの結論になった」と理解を求めた。
◆その他の主な理事会決定事項
・今季途中で導入を見送ったビデオアシスタントレフェリー(VAR)を21、22年シーズンに再導入。
・入場者数の制限について、21年2月末まで現行の上限50%を継続。5人以内の同一グループは隣同士の着席を可能とするが、前後の列を同席ずつ空ける。
・日本フットボールリーグ(JFL)5クラブ(テゲバジャーロ宮崎、いわきFC、ヴィアティン三重、FC大阪、奈良クラブ)のJ3入会を条件付きで承認。
・功労選手賞として佐藤勇人氏、那須大亮氏、明神智和氏に授賞。