ドイツが歴史的大敗…レーヴ監督「暗黒の一日」 スペインが準決勝進出

 「欧州ネーションズリーグ、スペイン6-0ドイツ」(17日、セビリア)

 ドイツが前後半ともに3失点での大敗で準決勝進出を逃した、強豪国とはかけ離れた惨めなイメージを残した。18日のスペインのスポーツ各紙が報じており、同国の通信社エフェによると、1954年W杯スイス大会予選のハンガリー戦(3-8)以来の大敗になるという。

 ベテランMFトニ・クロースは「スペインは僕らにあらゆる面での教訓を与えた。チームはなんの機能もしなかった。問題は戦術ではなかった」と本質的な問題があったとしている。ヨアヒム・レーヴ監督は「説明が難しく、我々にとって暗黒の一日。何も機能しなかった。何が起こったのか分からない」とコメントを残している。

 一方のスペインにとっては2018年3月のアルゼンチンとの親善試合(6-1)、17年9月のロシアW杯予選のリヒテンシュタイン戦(0-8)以来の大勝。ただし今回は、これまでの戦いぶりから低かった評判を覆しての準決勝進出だけに、対戦相手の格を含め歴史的に重要な意味を持つことになりそう。

 ルイス・エンリケ監督は試合後「代表で最高かつ完成度の高い試合の中の1つ。これまでの試合も我々は相手を上回っていたが、そのご褒美を手にしていなかった。ここにいる選手たちは良い形でスペインを代表することができる。我々には高いレベルの30人の選手グループがいる」と胸を張った。

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