FC東京 零敗…ACL8強の壁破れず 個の力に苦しみ「最後の1点を取れない」
「アジアCL・決勝トーナメント1回戦、FC東京0-1北京国安」(6日、アルラヤン)
東地区の決勝トーナメント1回戦が行われ、4年ぶり3度目の出場だったFC東京は北京国安(中国)に0-1で敗れ、クラブ史上初の8強入りはならなかった。後半14分に先制を許し、反撃も及ばなかった。7日の決勝トーナメント1回戦には神戸、横浜MのJリーグ勢が出場する。
三度目の正直はならずに、またしても壁に阻まれた。「3回目で何とか次のラウンドにと全力を出して頑張ったが、最後の1点を取れない、取られてしまう。そこが差なのかな」。主将のMF東が悔しさをにじませた。
一瞬の隙を突かれた。後半14分、自陣左サイドに流れてきた相手の元ブラジル代表MFレナトアウグストに突破を許すと、その折り返しから被弾。「我々としてもチャンスの時間帯だったがそこで一歩、二歩、足が出なかった」と長谷川監督は振り返った。
FC東京にとってACLの出場は3度目だが、すべてベスト16で敗退。過去の大会も出場したDF森重は、8強入りのために必要なことに「個人のところというか。そこを打開しない限りはここから上には行けないのかな」と個の成長の必要性を口にした。
アジア王者の夢はついえたが、帰国後もリーグ戦やルヴァン杯決勝と戦いは続く。FW永井は「この大会がプラスであったと感じられるように、最後、良い結果を残せたら」と前を向いた。