ウエスカ岡崎がスペイン1部初ゴール 技あり弾も喜び半減ドロー「自信のなさが出た」
「スペインリーグ、グラナダ3-3ウエスカ」(6日、グラナダ)
スペイン1部ウエスカのFW岡崎慎司(34)がグラナダ戦に後半19分から出場し、同37分に今季初ゴールを決めた。
鮮やかな弧を描いて、無人のゴールに飛び込んだ。2-1の後半37分。ボールをクリアするために相手GKが飛び出した隙を見逃さなかった。約30メートルの距離から放った技ありのループ弾。岡崎は満面の笑みでチームメートと抱き合い、スペイン1部初ゴールの歓喜に浸った。
待ちに待った瞬間だった。開幕から5試合連続スタメン出場も、負傷で約1カ月半、戦列を離れた。復帰3試合目となったグラナダとの一戦は、後半19分から途中出場。積極的に前線でボールを追い回し、訪れたチャンスで見事に結果を残した。
だが、終盤に守備が乱れて痛恨の引き分け。岡崎はクラブ公式サイトで「最後の最後で勝てていない時の自信のなさが出た」と悔しさをあらわにした。1部20クラブの中で唯一、勝利がなく、これで4分け8敗。夢舞台での初得点も喜びは半減となった。
それでも出場8試合目で持ち味の決定力は示した。「悔しいが、次に向かってやっていきたい」。34歳のストライカーは念願の初勝利奪取へ、気持ちを切り替えた。