欧州CL 注目対決は2発C・ロナに軍配 メッシ不発も枠内へ7本シュート放つ
「欧州CL・1次リーグG組、バルセロナ0-3ユベントス」(8日、バルセロナ)
E-H組の最終戦が行われ、既に突破を決めていたG組のバルセロナ(スペイン)-ユベントス(イタリア)は、ユベントスがFWクリスティアノ・ロナウドの2ゴールなどで3-0と快勝した。
10月の試合ではロナウドが新型コロナ陽性で欠場し、実現しなかったメッシとの直接対決。欧州CLで10季ぶりに希代の名手が相まみえた一戦は、ロナウドに軍配が上がった。
まずは前半13分、35歳のエースは相手のファウルを誘い、PKから先制。後半7分にもPKを落ち着いて決めた。主将のボヌッチはテレビインタビューで「クリスティアノのような完璧なストライカーに頼ることができれば、なんでも可能だ」と賛辞を贈った。
欧州連盟によると、ロナウドとメッシがクラブと代表の試合で対決するのは36度目。対戦成績はロナウドはこれで11勝と、16勝のメッシに一歩詰め寄った。ユベントスのピルロ監督は「永遠のライバル相手にいいパフォーマンスを見せようと高いモチベーションを持っていた」と大黒柱の活躍に目を細めた。
敗れたとはいえ、33歳のメッシも両チーム最多となる枠内へのシュートを7本放つなど見せ場を何度もつくった。ともに選手生活の終盤を迎えているが、輝きはまだ失われていない。