関塚隆ナショナルチームダイレクターが退任 同職は反町技術委員長が兼務
日本サッカー協会は10日、関塚隆ナショナルチームダイレクター(ND)との契約を11月末で解除し、退任したと発表した。本人から申し出があり、受けたという。ND職の後任はおらず、反町技術委員長が兼務する。
関塚氏は2012年のロンドン五輪で男子代表を率いて4位となった。その後は磐田、千葉の監督を歴任した後、18年4月に協会入り。当時技術委員長だった西野朗前監督の後任として技術委員長となった。
今年3月からは、A代表と五輪の男子代表を統括するNDとなり、2つのチームを兼任する森保監督をサポートする立場となった。
以下、関塚氏と日本協会田嶋会長のコメント
▽関塚氏
「約3年という期間でしたが、A代表をはじめとする代表チームの強化、世界への挑戦。そして日本のサッカーを育てていく指導者の育成に携わることができたことを誇りに思います。これからも日本サッカーがより発展していくために、微力ながら違う形で貢献していきたいと思います」
▽田嶋会長
「2018年FIFAワールドカップ直前に西野監督に交代した際、関塚さんが技術委員長を引き受けて日本サッカー協会や日本代表チームを支えてくださり、あらためて感謝の気持ちを申し上げます。本人から退任のお申し出があり、反町技術委員長も含めてご本人ともお話をし、最終的に退任されることを認めることになりました。これまでの日本サッカー協会に対する大きな貢献に感謝するとともに、今後も引き続き、サッカー界に力を貸していただきたいと考えています」