千葉FW佐藤寿人が今季限りの引退を発表 J1歴代2位の通算161得点
サッカー元日本代表で、J1通算161得点(歴代2位)の千葉FW佐藤寿人(38)が19日、今季限りの現役引退を発表した。
クラブの公式ウェブサイトで「2020年シーズンをもって21年間のプロサッカー選手としてのキャリアを終えることを決めました」と報告。「小学生の頃にJリーグが誕生し、カズさんとゴンさんのプレーに目を輝かせ、たくさんの夢を与えてくれたJリーグの舞台で選手として21年という長い期間をプレー出来た事、とても幸せな時間でした」と振り返った。
同サイトではクラブやサポーター、家族、関係者への感謝を長文でつづっている。千葉だけではなく、C大阪、仙台、広島、名古屋への思いも記している。
千葉の下部組織出身の佐藤は、双子の兄・勇人とともに00年にトップチーム(当時は市原)に昇格。C大阪、仙台への期限付き移籍を経て、04年に仙台へ完全移籍。仙台で結果を残した佐藤は、05年からは広島でプレーし、移籍初年から18得点を挙げるなどゴールを量産。広島3度のリーグ優勝に貢献し、日本を代表するストライカーになった。
17年、18年は名古屋でプレー。19年から古巣の千葉に復帰していた。
170センチという小柄な体格ながら、駆け引きから相手守備ラインの裏をつく動きは一級品で、シュートパターンも多彩。2012年にはJリーグMVPと得点王(22得点)に輝いた。
今季は鹿島の内田篤人氏(32)が現役を退き、川崎の中村憲剛(40)が今季限りでの引退を表明している。