横浜FCカズが最年長出場記録を更新 来季へ意欲「挑戦していきたい」
「明治安田生命J1、横浜FC3-1横浜M」(19日、ニッパツ三ツ沢球技場)
Jリーグ最年長選手の横浜FC・FW三浦知良(53)が試合終盤に途中出場した。決定機にはからめずノーゴールで今季を終えた。チームはベルギーのクラブへ移籍するFW斉藤光毅が先制点をアシストするなど、セットプレーからの攻撃も実を結び3得点で勝利した。
カズは今季出場4試合目で、自身の最年長出場記録を53歳9カ月23日に塗り替えた。
試合は前半9分に横浜FCが先制した。今季終了後にベルギー2部・ロンメルSKへ移籍する斉藤光が右サイドから入れたクロスを反対側のサイドを駆け上がったDF志知が豪快に蹴り込んだ。さらに、16分にはCKからDF田代が蹴り込みリードを広げた。
同22分には横浜M・オナイウのゴールで1点差に詰め寄られたが、後半28分にはFW瀬沼がCKからヘディングをたたき込み、再び2点差とした。
試合後は「ここ2年、今年で3年間ですかね。物足りなさは感じていますし、もっと試合に出て、という思いは毎日あります」と悔しさをにじませた。その上で、54歳になる来季へ「これは努力しかないので。自分にどれぐらいの伸びしろがあるかは、自分でも分かりませんけど」どしつつ、「あきらめずに自分にしかできないことを続けてやっていきたいし、挑戦させてもらえるなら挑戦していきたい。毎日精いっぱいやっていきたい」と現役続行へ意欲を燃やした。