3年計画元年、目標未達のJ1浦和が謝罪 来季もACL目標 新監督は「近々発表」
J1浦和は19日、ファン・サポーターへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」と題した文書を公式サイトにアップ。今季のサポートを感謝し、来季への方針を示した。
13勝7分け14敗、得失点差マイナス13、勝ち点46の10位で今季を終えた浦和。今季は3年計画の1年目として、「ACL出場権獲得」と「得失点差+2桁」を目指したが、大きく届かず「浦和レッズの勝利のために、日頃より熱くサポートいただいている全てのみなさまに心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
その上で項目を立てて来季への方針を掲げた。
【チーム成績の目標】「浦和レッズに課せられた使命として、毎シーズン何らかのタイトル、そしてACL出場権の獲得が求められます」。チームの基準とする目標をACL出場とし、今後もチーム作りを行う。
【3つのチームコンセプト】「個」の能力の最大限の発揮、前向き・攻撃的・情熱的なプレーという「姿勢」、攻守に切れ目のない・相手を休ませないプレー、というコンセプトを掲げた。
【監督について】退任する大槻毅監督について「自らの言動をもって、選手たちへ浦和を背負う責任を浸透させ、選手たちが行動してくれたことは浦和を理解している監督だからこそできたことだと思います」と感謝しながらも「今季の成長カーブでは、2022年の優勝に到達できないという判断をしました」と説明した。新監督については「近々発表させていただきます」とした。
【来シーズンのチーム編成について】短期と中長期の両面で編成しているとし、「ユースからの昇格を含め、高卒、大卒、他クラブからの加入など、比較的若い選手の加入も多くなると想定しています」とも記した。また、新型コロナウイルスの影響で入場料収入が大幅に減収となった経営面についても説明した。
【選手関連】【クラブ関連】選手、クラブの社会貢献活動などを紹介。
そして「今シーズンは、コロナ禍の影響により、どのように取り組むべきか先が見えない状況の中で、経営計画の見直しを行ってまいりました。私たちがやらなければいけないことは、まずはコロナ禍によってサッカーというものが普通にある日常を過ごせていないレッズファミリーのみなさま、地域のみなさま、未来のある子供たちに対し、多くの明るい話題を提供し、夢を持っていただけるような活動を今後も行ってまいります」と記し、引き続いての支援・声援を求めた。