INAC神戸 岩渕真奈の新天地はアストンビラ 今季からWSL昇格
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部のINAC神戸は21日、日本代表「なでしこジャパン」FW岩渕真奈(27)がイングランド・スーパーリーグ(WSL)のアストンビラに移籍すると発表した。
岩渕は15日にWSLへの移籍に向けて今季限りでINAC神戸を退団することを明かし、「私の中で今一番魅力的なリーグに所属しているチームから話をいただいて、迷う事なく行きたいと思いました」とコメントしていた。
東京都出身の岩渕は2012年まで日テレでプレーし、13年にドイツ2部(当時)ホッフェンハイムに移籍、14年に同1部バイエルン・ミュンヘンに移籍した。17年3月にバイエルンを退団し、同年7月にINAC神戸に加入した。4シーズンでリーグ戦47試合11得点。今季は主将を務めた。日本代表として2011年女子W杯ドイツ大会優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年女子W杯カナダ大会準優勝に貢献。19年女子W杯フランス大会にも出場し、W杯3大会連続出場を果たした。代表通算72試合29得点。
アストンビラは英中部バーミンガムを本拠地とし、母体となるクラブは1973年に設立され、1996年にアストンビラの女子チームとなった。今季からWSLに昇格し、8試合を終えて12チーム中11位となっている。
アストンビラのコメントは以下の通り
「2021年1月より岩渕真奈選手がAston Villa women所属となることを発表いたします。岩渕選手は観客を楽しませるクリエイティブなプレイをするFWです。ワールドカップ優勝経験を持っており、チームに大きな刺激を与えてくれるでしょう。また、2021年の東京オリンピックに向けて、準備ができる環境として、当チームを選んでくれたと思っております。Aston Villa womenのメンバーとして、WSL優勝へと導いてくれることを大いに期待しております」