U23日本代表候補FW上田「やりやすい」 コロナ禍で1年ぶり活動再開も問題なし
東京五輪に出場するサッカーU-23日本代表候補が22日、千葉・高円宮記念JFA夢フィールドで合宿を開始した。この世代の活動は1分け2敗で1次リーグ敗退となった1月のU-23アジア選手権以来。約1年ぶりの活動でメンバーの入れ替わりもあるが、FW上田綺世(22)=鹿島=は「初対面じゃない人が多くてやりやすい。僕の特徴を知ってくれている人が多い」と問題はないことを強調した。
FW陣は常に結果が求められ、東京五輪へ激しい競争となる。ただ、上田は「立ち位置とか序列をよく聞かれるがあまり考えていないし、自分がどこにいるのかというのも関係ない。自分の特徴を評価されて呼ばれている。それを出して、どう結果に結びつけるか、チームに効果を与えるかということが重要」。まずは自らの力を出すことに集中する。
U-23アジア選手権での敗退を機に、自らの考えを深めた。「どう試合に出るか、どう点を取って評価を得るか、考えるきっかけになった」。今季はリーグ再開後の序盤こそ苦しみながら、最終的には10得点と結果を残して見せた。
来夏の東京五輪まで約7カ月と時間は多くない。「選ばれるのは結局自分のチームでの活躍あってだと思う。まずは自分のチームでいかに活躍するか。来シーズンもそこが重要になる」と生き残りへアピールを誓った。