U23 前田大然「自分が一番速いと思っている」東京五輪メンバー生き残り誓う
東京五輪に出場するサッカー男子の代表入りを目指すU-23日本代表候補が24日、千葉・高円宮記念JFA夢フィールドで合宿3日目を迎え、ゲームなど強度の高い練習を約2時間行った。練習前には、FW前田大然(23)=横浜M=らがオンライン取材に応じた。
前田が悔しさをバネに飛躍を誓った。「今季は、ふがいない結果で終わった。来季こそはという思いで今、代表活動をしている」と思いを語った。
今季途中にポルトガル1部・マリティモから横浜Mに加入し、リーグ戦3得点。チームは9位と昨季優勝から大きく順位を落とした。ただ、東京五輪延期を「成長できるチャンスと切り替え、落ち込まなかった」と前を向いている。
この世代の活動は1月のU-23アジア選手権以来。「1年ぶりだけど忙し過ぎて、もう一年経ったのかという感覚。今は雰囲気よくやっている」と話す。
ただ、本番のメンバーには今回は招集が見送られている海外組、川崎、G大阪の選手も加わり、競争は激しくなる。それでも、「自分が一番速いと思っている。それを生かしてゴール、アシストに絡みたい」とスピードで誰にも負けない自信を見せた。
「海外組も含めて集まったら、まだまだ自分には足らないことだらけ」と前田。「この期間でアピールしてチームに帰っても結果を残したい」と生き残りを誓った。