「全国高校サッカー選手権・３回戦、堀越２－０丸岡」（３日、駒沢陸上競技場）

　２９大会ぶり出場の堀越（東京Ａ）が決定機をものして丸岡（福井）を下し、初のベスト８を決めた。

　序盤から攻め込まれながら、粘り強く耐え攻撃に転じた。前半３０分、右サイドを崩し上がったクロスをＭＦ中村ルイジ（２年）がヘディングで合わせ先制した。「いいボールが入ってきて決めるだけでした」と振り返った。試合終了間際にはＰＫを獲得し、ＭＦ日野翔太主将（３年）が冷静に沈めた。

　初戦となった２回戦では１点差を追いつかれＰＫ戦まで持ち込まれたが、今回は追加点を奪い快勝。ＭＦ日野（４年）は「同じ失敗を繰り返してはいけない。チームとしてやるべきことを明確にした」と話した。

　佐藤実監督は「選手は冷静にプレーしてくれた」と、たたえた。次戦へ「多くの方に感謝しながら我々のサッカーをやるだけ」と意気込んだ。