ビリャレアル、久保の退団認めた「出場機会増やしたい思い尊重」 新天地ヘタフェ最有力
スペイン1部ビリャレアルのエメリ監督は2日、日本代表MF久保建英(19)について「彼がここを去って出場機会を増やしたいという思いがある限り、それを尊重したい」と退団を認める考えを明らかにした。久保建がベンチ外だったホームのレバンテ戦後の記者会見で語った。
久保建は今季、同国1部の強豪レアル・マドリードから1シーズンの期限付きでビリャレアルに加わった。欧州リーグは5試合で1得点したものの、リーグ戦は13試合に出場して無得点。
定位置を奪えない中、久保建の去就を巡る報道も過熱したことからエメリ監督は久保建と直接話し合ったという。同監督は「ここに残りたいのか、去りたいのか質問した。プレー時間が少ないことで、チームを去りたいということだった」と、本人から移籍先を探していることを伝えられたと明かした。新天地は同国1部のヘタフェが最有力となっている。
バルセロナ(スペイン)の育成組織出身の久保建は、19年6月に史上2番目に若い18歳5日で日本代表にデビュー。今夏の東京五輪では日本男子の主力として期待されている。