J1神戸、今オフ“獲得1号”は東京Vのメッシ MF井上潮音の加入発表
J1神戸は7日、J2東京Vから元U-21日本代表MF井上潮音(23)が完全移籍で加入することを発表した。横浜FCへの期限付き移籍からDF小林友希が復帰し、高卒でMF桜井辰徳(前橋育英高)の新加入が決まっていたが、今オフの他クラブからの補強はこれが第1号となる。
DF西大伍、FW小川慶治朗ら6選手が退団する中、待ちに待った新戦力が加わった。神奈川県出身の井上は東京V下部組織から16年にトップチーム昇格。昨季はリーグ戦38試合に出場して4得点と奮闘し、J2通算117試合出場7得点。17年には当時のロティーナ監督(現J1清水監督)から「我々にとってのメッシ」と称されるなど、攻撃的なセンスに秀でた技巧派MFだ。
井上はクラブを通じ、「このクラブのために自分が持っている力を最大限出してチームの勝利、そしてタイトル獲得に貢献できるように頑張ります」とコメントした。12月に右太もも付近を手術したMFイニエスタは全治4カ月で、シーズン序盤は不在。攻撃陣をけん引する存在として大きな期待が懸かる。