青森山田が3年連続決勝進出 安斎ハット 内田ロングスロー&足でアシスト 山梨学院と決戦
「全国高校サッカー選手権・準決勝、青森山田5-0矢板中央」(9日、埼玉スタジアム)
前回準優勝の青森山田(青森)が3年連続となる決勝進出を決めた。MF安斎颯馬がハットトリックの活躍を見せるなど、効果的に得点を重ねた。DF内田陽介のロングスローからも2得点が生まれた。
前半16分、左サイド、エリア内でパスを受けた安斎が逆サイドネットへ左足で蹴り込み、先制。さらに、同35分には右サイドから内田が入れたロングスローをDF藤原がバックヘッド。これがゴールに吸い込まれた。
後半開始直後のゴールもロングスローから生まれた。内田が左サイドから投げ込み、ゴール前での混戦に。ミドルのこぼれ球を右サイドで安斎が豪快に蹴り込み、チーム3点目を挙げた。
内田は後半5分には、右サイドからのクロスボールでFW名須川のヘッドをアシスト。処理が難しいバウンドするボールを、しっかりと抑えてパスしたもので、この試合は手と足の両方でのアシストを見せた。
この後、安斎がこの試合自身3点目のゴールを挙げた。
決勝は11日に山梨学院(山梨)と、埼玉スタジアムで行われる。両校の顔合わせによる決勝は、11年前の2009年度大会以来で、前回の決戦では山梨学院が勝利している。