山梨学院、PK制して決勝進出! GK熊倉「絶対に止めてやろうと思った」

 「全国高校サッカー選手権・準決勝、山梨学院2-2、PK3-1帝京長岡」(9日、埼玉スタジアム)

 準決勝2試合が行われ、青森山田はMF安斎颯馬(3年)のハットトリックなどで矢板中央(栃木)を5-0と圧倒し、3大会連続で決勝に進出した。山梨学院は帝京長岡(新潟)と2-2からのPK戦を3-1で制した。青森山田は2大会ぶり3度目、山梨学院は11大会ぶり2度目の優勝を目指し、11日午後2時5分から埼玉スタジアムで対戦する。

 守護神が山梨学院を11大会ぶりの決勝に導いた。2-2で突入したPK戦でGK熊倉匠(3年)が立ちはだかった。相手の1人目を止めると、4人目もコースを読み切った。

 「今日は何もしていなかった。絶対に止めてやろうと思った」と殊勲の主将は胸を張った。開始22秒で先制し、後半5分にはロングスローから追加点を奪ったが、2点差を追い付かれたことで自責の念にかられていた。

 首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令され、準決勝から無観客開催となった。熊倉は「支えてくれた親や仲間に見てもらえないのは悲しいし悔しいが、恩返ししようと思っていた」と奮い立った。

 初出場初優勝を果たした88回大会以来の決勝で、相手は同じ青森山田となる。返り討ちで2度目の戴冠を果たす。

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