ヘタフェ久保建英、初出場で逆転勝利に貢献 新天地のデビュー戦でいきなり存在感
「スペイン1部リーグ、エルチェ1-3ヘタフェ」(11日、エルチェ)
スペイン1部でヘタフェに期限付き移籍したMF久保建英(19)はエルチェ戦で1-1の後半20分から初出場し、ゴールに絡む活躍を見せて3-1の逆転勝利に貢献した。ウエスカのFW岡崎慎司はベティス戦に0-1の後半34分から出場し、チームは追加点を許して0-2で敗れた。イタリア1部(セリエA)でサンプドリアのDF吉田麻也は1-2で敗れたスペツィア戦にセンターバックでフル出場した。
加入発表からわずか3日。新天地のデビュー戦でいきなり久保建が存在感を示した。1-1の後半20分に投入されて右MFに入ると、わずか4分後に見せ場をつくった。ドリブルから左足で鋭いシュート。GKがはじいたところを味方が詰めて勝ち越した。ダメ押し点のPKも久保建のクロスに走り込んだ味方が倒されて得たものだった。
背番号は「5」。攻撃的な選手には珍しいが、レアル・マドリードのジダン監督が現役時代に同クラブで背負った番号でもある。この日は得点場面以外でもペナルティーエリア内に進入して倒され、PKかという際どいシーンを2度つくった。
負ければ2部降格圏の18位に後退していた大事な一戦で、チームを勝利に導く奮闘。ボルダラス監督は「本当によくやった」と、新戦力の活躍に満足そうだった。