J2磐田・中山コーチ就任に鈴木監督「本当にチームにとって大きい」得点力向上に期待
J2磐田が17日、オンライン形式で新体制発表会見を行った。今季から新たに加わった元日本代表FWで、クラブのレジェンドでもある中山雅史コーチについて、鈴木政一監督はチームの課題として挙げる得点力の向上につなげていくことを望んだ。
鈴木監督はチームづくりにおいて、「個々の特徴をどう組み合わせて高いチーム力にもっていくか」を重視し、これは指導スタッフについても、同様だと明かした。「彼(中山コーチ)のメンタル面も含めたところでの、FW、課題としてある得点力につなげていければなあということで。彼が来てもらうことに関しては、本当にチームにとって大きいかなと思っています」と、攻撃面への作用を期待していた。
中山新コーチは会見には出席しなかったが、“レジェンドコーチ”についての質問を新加入選手たちも受けた。横浜Mから加入したFW大津祐樹は「こどものころから憧れていた選手」と語り、「僕自身として成長できるきっかけになるのかなと思っています。素晴らしい方なので、いろんなものを吸収していきたいと思っています」と意気込んだ。
他の新加入選手もMF鹿沼直生は「昨年、個人としてはシュートを外しすぎたので、シュートの極意とかを聞けたら」。DF加藤智陽は「メンタルの部分を数多く吸収できるようにしていきたいと思います」など、FW以外の選手も、思い思いに答えていた。
なお、昨季J2リーグ戦で6位だった磐田の総得点は58で、22チーム中で6番目だった。