本田圭佑マスクなしが批判理由の「メインポイントではない」結果出ずが「本質」
サッカー元日本代表で、ブラジル1部ボタフォゴを退団したFW本田圭佑(34)が19日、パーソナリティを務めるニッポン放送「本田圭佑『Now Voice』」(火曜、午後7時)内で、2020年末にブラジル・リオデジャネイロで開催した自身の送別会について、あらためて思いを語った。
収録放送部分の番組冒頭でこの話題を振られた本田は、「謝るようなことがあるとしたら、僕のランチに来てくれた選手が巻き添えをくらっているということに申し訳ないなと思っている」とした上で、「日本が緊急事態(宣言)が出て、実際に経済的にも健康的にもダメージをくらっている人たちがいるという事実。その人たちに気を悪くさせたっていうことに対しては逆に『それはごめん』と思う部分はあるかもしれないですけど」と語った。
その上で、「ブラジルと日本で全然、コロナに対しての向き合い方が違う」点を挙げ、自身がボタフォゴで結果を残せないままシーズン途中で退団したことが影響しているとの考えを示した。「チームで彼ら(ボタフォゴのサポーターら)が期待していたほどの結果を僕が出せなかったっていうことと、難しい状況下の中で僕が出て行ったっていうこと、(チームを)見捨てて僕が出て行ったというふうに悪く言う人はそういう解釈をして、たたいているタイミングで、この送別会が、揚げ足を取られたっていう形になったと僕は思っているんですね」とした。
ブラジルと日本の違いについて、「ブラジルって、毎日、ビーチに出たらわんさか人がいて、全員マスクしていない」と例示し、「そこがメーンポイントではないと思っているんです。ブラジルの感覚では」と主張。「日本ではマスクをしていない、どうこうと取り上げられていたみたいですけど、ブラジルに実際住んでいた僕の肌感としては、やっぱり、サッカー選手としての本質のところがベースにきて、あそこ(送別会)が揚げ足を取られたと思っている。それは僕自身の問題であり、あのイベントを開いたかどうかということ自体は別に本質ではないと思っています」と批判が集まっていることについて語った。