C大阪 DFヨニッチ流出は「対価を目的とした移籍では決してない」梶野氏が説明
J1C大阪が22日、クラブ公式ユーチューブでチーム始動会見を開催。今季から異例の4度目の就任となるレビー・クルピ監督(67)は「攻めるサッカーを見せていきたい」と攻撃サッカー回帰を誓った。
C大阪では21日に4シーズンに渡って堅守を支えてきたDFマテイヨニッチの中国1部・上海申花への完全移籍が発表され、衝撃が走ったばかり。会見で問われた梶野智チーム統括部長(55)は「もちろんそれなりの対価はある」と違約金が発生する移籍であったことを明かした。その上で「対価を目的とした移籍では決してなくて、われわれも全力で彼を説得したつもりですが、最後は彼の気持ちを尊重した」と説明した。
今オフにはクラブの象徴である背番号「8」を付けていたFW柿谷曜一朗も名古屋に完全移籍。主力の退団が続いたが、「それに代わる選手も獲得できていますし、この中から出ればいい」と新加入12選手に期待した。この日発表された選手リストにはGKが2人しかいないが、「GKも補強の最中」とまだ補強が完了ではないことも明かした。
新加入選手ではFWアダム・タガートとDFチアゴが日本政府による新型コロナウイルス感染症に関する新規入国制限措置を受け、入国できていない。梶野統括部長は「これは政府にしか分からない状況。他クラブの新外国人選手と同様の時期になる」と合流時期について答えた。