東京V 経営危機を乗り越えJ1昇格目指す
J2東京Vが23日、オンラインで新体制発表会見を行い、中村孝昭新社長が最初にあいさつを行った。「昨年は混乱の中、シーズンが終了しました。たいへん大きな経営危機を迎えました。ただ、その危機は過ぎ去り、経営は安定化しました。また、盤石化しました。本日新しく新シーズンを無事に迎えることが出来ています」。昨季新型コロナ禍により直面した経営難を乗り越えたことを強調した。
経営危機を経て「改めてヴェルディは何者なのか、どういうクラブであるべきなのか、何を目指しているのか、改めてそういことを真正面から捉え直す機会となった」と中村社長。今後は選手、サポーター、スポンサーとともに成長を目指すと宣言した。
江尻篤彦強化部長も「まずは昨年末いろいろな騒動があったことをお詫びします」と切り出した。その上で、クラブの中期ビジョンを発表。「2021~23年シーズンまで3年間を目標にJ1昇格を目指したい。24、25シーズンではJ1定着、そしてACLを目標にチーム作りをしていきたい」と掲げた。
永井秀樹監督は「現場としてはやることは一つ。ヴェルディらしいサッカーをさらにバージョンアップして戻るべき場所に一日でも早く戻る。もう一度、我々が日本サッカーをけん引して、その先の世界へ進めるようにしたい」。チーム一丸でまずはJ1復帰を目指す。