J1神戸・三浦監督「スタイルは変わらない」“バルサ化”継続で勝負の2季目へ
J1神戸が25日、神戸市西区のいぶきの森球技場で始動した。三浦淳寛監督(46)は勝負の2季目へ「一番大事なのはリーグ戦でしっかりとした結果を出すこと。ACLの出場権獲得というのがチームの目標です」と明確にした。
昨季途中の9月に就任した三浦監督はアジア・チャンピオンズリーグこそベスト4と成果を残したが、リーグ戦は終盤6連敗を喫して14位で終了。初練習前には1時間のミーティングを行い、選手にチームコンセプトなどを伝えた。今季のコンセプトについては「スタイルは変わらない」と明言。クラブが18年から掲げる“バルサ化”とも称されるボール保持を重視した戦い方を継続する。
DF西大伍、ダンクレー、FW小川慶治朗ら主力の退団もこのオフにはあった。一方、初練習に合流した加入組はレンタル復帰以外では、MF井上潮音(東京Vから完全移籍)、DF桜内渚(磐田契約満了)、GK広永遼太郎(広島から完全移籍)、高卒ルーキーのMF桜井辰徳の4人。補強の目玉であるブラジル1部フラメンゴから完全移籍で獲得したFWリンコンは新規入国停止のため来日できず、合流時期は見えていない。
今季の編成について問われた三浦監督は「このコロナ禍の中でクラブができる最大限の努力はしていただいたと思っています」と答えた。そして「監督としては、この与えられた状況の中でしっかりとした結果を出せるように、キャンプの中でも確認しながら勝てるチームを構築していきたい」と決意を示した。