香川真司加入をギリシャ1部PAOKが発表、1年半契約で背番号23
ギリシャ1部PAOKは27日、元日本代表MF香川真司(31)を獲得したと発表した。2022年6月末までの1年半契約で、背番号はドルトムント(ドイツ)やサラゴサ(スペイン)でも背負った23番に決まった。
PAOKの公式SNSでは、新たなユニホームに身を包んだ香川の動画が投稿され、「香川真司がここにいる。真司、PAOKファミリーへようこそ!」と日本語が添えられた。
10年にC大阪からドルトムント(ドイツ)へ移籍後、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)ベシクタシュ(トルコ)サラゴサ(スペイン)を経て欧州5カ国目でのプレーとなる。
香川は昨年10月にスペイン2部サラゴサと双方合意の上で契約を解除し、所属先が未定となっていた。昨年12月には古巣C大阪の梶野チーム統括部長が復帰を打診していることを明かしたが、香川は自身の公式SNSで「自分として欧州でまだやるべき事があると、夏にお断りさせて頂いています」などと投稿していた。
香川は昨年8月16日に昇格プレーオフのエルチェ戦にフル出場したのを最後に約5カ月間、実戦から遠ざかっている。スペイン国内でトレーニングを継続しながら移籍先を模索。26日には自身の公式インスタグラムに「Last training in Spain(スペインでの最後のトレーニング)」と添えて動画を投稿していた。
PAOKは国内リーグで3度優勝しており、昨季は2位だった。今季の欧州チャンピオンズリーグはプレーオフで敗れ、本大会出場を逃した。欧州リーグでも1次リーグで敗退し、ポルトガル出身のアベル・フェレイラ監督を解任。元ウルグアイ代表MFのパブロ・ガルシア氏が新監督に就任した。国内リーグでは現在4位で、27日に敵地で首位オリンピアコスと対戦する。本拠地は北部テッサロニキ。