なでしこ 米親善大会の不参加発表 高倉監督、東京五輪へ「与えられた環境でベスト尽くす」
日本サッカー協会は29日、女子日本代表代表「なでしこジャパン」が2月に出場予定だった国際親善大会「シービリーブスカップ」(米フロリダ州オーランド)を、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し不参加とすると発表した。2月14日から予定されていた国内合宿も行わない。
日本は2月18日開幕の同大会で米国やブラジル、カナダと対戦予定だった。昨年3月の同大会でスペイン、イングランド、米国に3連敗を喫した後、新型コロナウイルスの影響で公式戦を行っていない。
高倉麻子監督(52)は「アメリカサッカー連盟が主催し2年前から招待頂いているSheBelievesCupですが、残念ながら今年は不参加という結論になりました。
毎年素晴らしい舞台を準備、提供してくださっているアメリカサッカー連盟の方々にはあらためて感謝の気持ちと御礼を申し上げたいと思います。
この遠征がなくなることで貴重な実戦の場はなくなりますが、難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じです。どんなことが起きようと、私たちは今、与えられた環境でベストを尽くし、東京オリンピックに向けて万全の準備を進めていきます。
昨年10月、11月に再開した国内キャンプでチームの成長に確かな手応えを感じることができたので、継続性を大切にし、前進することを止めず、チーム力を上積みしていきたいと思います」と日本協会を通じてコメントした。