東京五輪世代のJ1浦和・DF橋岡大樹がベルギー1部シントトロイデンに
J1浦和は31日、東京五輪代表候補のDF橋岡大樹(21)がベルギー1部シントトロイデンに期限付き移籍をすることでクラブ間合意に達したと発表した。移籍期間は2021年1月30日から2022年6月30日まで。
橋岡は「このたび、ベルギーリーグ1部のシント=トロイデンVVに期限付き移籍することとなりました。僕は、浦和レッズのファン・サポーターに出会うことができて、本当に幸せ者だと思っています。小さい頃から浦和の街で育ち、ジュニアユース、ユース、そしてトップチームの9年間、浦和レッズに育ててもらいました。ベルギーで苦しい時期があるかもしれませんが、そのときは浦和レッズのファン・サポーターのみなさんの顔を思い出して、がんばりたいと思います。ベルギーで、僕が浦和レッズで培ってきたものを全力で出し切って、ヨーロッパで活躍できるよう、がんばります。そして、僕は浦和という街が本当に大好きなので、絶対に恩返しをします。今後も、橋岡大樹、そして浦和レッズを応援よろしくお願いいたします」とクラブを通じてコメントした。
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身の橋岡は中学時代から浦和の下部組織で育ち、18年にトップチームへ昇格した。空中戦や球際の競り合いなど対人守備の強さが持ち味で、昨季は主に右サイドバックで31試合に出場し、センターバックでもプレー可能な万能型。19年には国内組で編成された日本代表に初選出され、東アジアE-1選手権でA代表デビューを果たした。
かねて海外挑戦を希望していた橋岡だったが、浦和も必要な戦力として慰留。最終的には本人の意向を尊重し、移籍を容認した形となった。
シントトロイデンには日本代表GKシュミット、FW鈴木ら5人の日本人選手が在籍している。昨季は18チーム中12位。今季は7勝6分け11敗で15位に低迷している。
◆橋岡大樹(はしおか・だいき)1999年5月17日、埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。中学時代から浦和の下部組織に所属し、2017年8月に2種登録選手としてルヴァン杯C大阪戦でプロ初出場。18年にトップ昇格。J1通算74試合4得点。19年東アジアE-1選手権で日本代表デビュー。国際Aマッチ2試合無得点。陸上男子走り幅跳びの橋岡優輝はいとこ。新潟シンガポールの橋岡和樹は実兄。182センチ、73キロ。右利き。