J1柏・ネルシーニョ監督、21年シーズンへ意欲「昨年以上になると確信」
J1柏が3日、千葉県柏市内で2021年リーグ開幕へ向けて始動した。オンライン取材に応じたネルシーニョ監督(70)は「選手は落ち着いた表情の中にも闘志を燃やしている。昨年以上にいいシーズンになるのではないかと早くも確信している」と活動初日の印象を語った。
1月4日にルヴァン杯決勝を戦ったことで始動はJクラブで最も遅くなり、例年よりもオフ期間は短くなった。だが、「十分いい休みが取れたと思っている。2020年のレイソルの戦いを総括する時間としては十分だった。21年に向けて改善すべき部分をしっかりと精査できた」と振り返った。
今オフには、昨季リーグ28得点を挙げて得点王&MVPを獲得したFWオルンガ(26)がカタール1部・アルドハイルへ移籍し、絶対的なエースを失った。「2シーズン合わせて50得点取れる選手の代わりを見つけることは容易ではない。我々はオルンガが抜けることを見越した上で補強ポイントを絞ってきた」とネルシーニョ監督。「まだ、(移籍)ウインドー期間内ですので、しっかり選手補強については協議を続けていく」と、今後も補強を続ける。
しかし、現状は今オフに新しく獲得したFWアンジェロッティ(22)とMFドッジ(24)の外国人選手2人がコロナ禍の影響による入国制限で合流できていない。ネルシーニョ監督は、今後の予定についても「具体的な合流時期は伝えることができない」と話した。
昨季はリーグ7位、ルヴァン杯では準優勝を収めた。今季の目標を問われ、「今ここでチャンピオンになりたいかと聞かれると、それは当然ながらYES。ただ、ここでそれをこちら側から発信してしまうのはまだ早い」と指揮官。「まずはしっかりキャンプも含めていい準備をする」と新シーズンへ意気込んだ。