サッカースペイン１部リーグ、ヘタフェにレンタル移籍している日本代表ＭＦ久保建英が、新天地で５試合目となる今週末のセビリア戦で、約４カ月間を過ごしたビジャレアルでの出場時間を上回る可能性がある。

　スペインのアス紙によると、ヘタフェに移ってから久保はここまで４試合に出場。合計時間は２５４分で、ビジャレアルでの２９２分に迫っている。ヘタフェでは全試合時間に占める７０％に出場し、デビュー戦となったエルチェ戦以外はいずれも先発出場しているが、ビジャレアルでは出場数こそ１６試合と多いものの、ほぼ終盤からの起用で全体の２０％にとどまっていた。

　さらにセビリア戦のあと、９日（日本時間１０日）には所属元のレアル・マドリードとのリーグ戦対決が待っている。同カードは本来開幕戦に組み込まれていたが、ヘタフェのヨーロッパリーグ参戦により延期されていた。今年１月に新天地へ移った久保にとっては、前チームに残留していれば実現しなかったカードであり、近い将来チームメイトになるかもしれない面々との再戦。ビジャレアル在籍時のレアル戦では１分間のプレー時間しか与えられなかっただけに、より多くの時間を得たうえで自身の能力を示し、再レンタルの決断が正しかったと証明することができるか注目だ。