Ｊ１神戸で今季副主将を務める日本代表ＭＦ山口蛍（３０）が沖縄キャンプ２日目の５日、オンライン取材に応じた。主将のＭＦアンドレス・イニエスタ（３６）がキャンプ不参加となり、開幕からしばらくは不在が想定されることについて言及した。

　昨年１２月に右太ももの手術を行ったイニエスタはリハビリのため神戸に残り、沖縄キャンプには帯同していない。イニエスタ不在について問われた山口は「アンドレスがいなくなったからといって僕が何か特別するということではないと思うので。去年もいない試合というのは何試合かあった。いないからといって、点が取れないなど心配しているというのは個人的にはない」と説明した。その上で「いればいるだけ違いを見せてくれる選手。自分たちでは作り出せない状況を作り出すことができる」と試合での存在感を強調した。

　キャンプでは大黒柱不在も想定したチーム作りも進めている。「キャンプでもトライしている部分はたくさんあるので」。自身が今季目指すプレースタイルについては「守備の部分では（昨季）終盤はボランチで出る機会が多く、ＡＣＬでも見せていたようなプレーを継続していきたい。攻撃の部分ではボランチの位置からより得点に絡むプレーを多くやっていきたい。ミドルシュートをどんどん増やしていきたい」と話した。