J1浦和 札幌に1-4敗戦もGK西川「開幕まで成熟させたい
「練習試合、浦和1-4札幌」(7日、金武町フットボールセンター)
J1浦和は沖縄キャンプ最終日に札幌と練習試合(45分×3本)を行い、1-4で敗れた。2本目の39分にMF関根貴大(25)がチーム唯一の得点を挙げた。
今キャンプでは練習試合を4試合行い、2勝1分け1敗だった。九州リーグの沖縄SVとJ2水戸には勝利したが、J1鳥栖と引き分け、札幌には敗れるなどJ1勢から勝利を奪うことはできなかった。GK西川周作(34)は「相手のレベルが上がっていった時に課題が出た」と振り返った。
今季からリカルド・ロドリゲス監督(46)が就任し、新たな戦術の浸透を図っている過程にある。西川は「チームがつなぐ意識は強くなった。監督がやろうとするサッカーが頭の中に叩き込まれていった」とキャンプを総括。その上で「『ゴールを奪うためのつなぎであって、つなぐことが全てではない』と監督も言っている。自分のところからも、つなぐ、蹴るの判断をもっとしっかりしていきたい。うまくいかないことの方が多かったが、トライする姿勢を出していかなければいけない。トライすることによって改善点が明確になっていく」とチームの現状を語った。
開幕のFC東京戦(27日、埼玉)まで3週間を切った。西川は「開幕までこのサッカーをどんどん成熟させていきたい。やろうとしていることが完璧にはできていないというのが現状だが、目指すサッカーの過程だと思っている。こういうサッカーをするに当たって大事なことはトライし続けること。それを忘れずにみんなでやっていきたい」と前向きにとらえ、「開幕が待ち遠しいし、(ファン、サポーターの)皆さんにも楽しみにしていてほしい。勝つ姿を見せていければ、皆さんの元気にも笑顔にもつながると思うし、僕たちはそれを与えられる立場であることを幸せに思いながら、しっかりプレーしたい」と今季への決意をにじませた。
チームは今後、さいたま市内で開幕に向けて調整を行う。