沖縄県内でキャンプを行っているＪ１神戸のベルギー代表ＤＦトーマス・フェルマーレン（３５）が７日、オンライン取材に応じ、ＭＦアンドレス・イニエスタ（３６）不在の序盤戦に若手の躍進を期待した。

　イニエスタは昨年１２月に右大腿直筋近位部腱断裂で手術を受け、全治４カ月の診断を受けた。沖縄キャンプにも不参加で、開幕後も大黒柱抜きでの戦いを余儀なくされる。フェルマーレンは「どんな試合でも違いを見せられる選手なので残念なことだが、状況は変えられない」と受け入れた上で、「我々がうまく彼の不在を埋めないといけない。他にもクオリティーの高い選手はいるし、特に若い選手にはそのポジションで活躍を期待している」と中盤を担う若手への信頼を口にした。

　フェルマーレンは今夏の欧州選手権出場にも強い意欲を見せた。欧州選手権は昨夏に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で１年延期された。「代表に呼ばれることは光栄。どの選手も国のために戦うという願望はある。夏には大会もあるので、今まで通り最高のレベルでプレーしたい」とベルギー代表への思いを語った。