Ｊ１ＦＣ東京からクロアチア１部イストラに完全移籍することが内定したＦＷ原大智（たいち、２１）が７日、渡欧直前にオンライン取材に応じ「魅力的なチームで自分に合っていると思って決めた。若いうちにチャレンジしたい気持ちがあった」と移籍に至った胸中を語った。

　東京都出身の原はＦＣ東京の下部組織から２０１８年にトップチームへ昇格。１９年にＪ３得点王となり、Ｊ１デビューを果たした昨季は２６試合に出場して３得点を挙げた。１９１センチの大型ＦＷは「もっと活躍してから（海外に）行きたかった。やり残したことはたくさんあって、自分でもふがいないと思っている。成長して『行ってよかった』と思ってもらえるプレーをしたい」とＦＣ東京への思い語り、背中を押してくれたという長谷川健太監督（５５）に対しては「少しでも恩返しできるように頑張りたい」と感謝を口にした。

　今季のイストラはリーグ最下位と苦戦が続いている。原は「厳しい状態だが、自分が入ってイストラを強くしていきたい」と意欲をにじませた。イストラの公式サイトによると今季終了までの半年契約で、メディカルチェックを経て正式契約に至る。