久保建英の補強効果も下降線? ヘタフェ3戦勝ちなし
サッカースペイン1部リーグ、ヘタフェにレンタル加入した日本代表MF久保建英の補強効果は早くも下降傾向?チームの3戦勝利なし(1分2敗)でにわかに膨らんでいた上位進出への淡い期待が尻すぼみの傾向になっている。スペインのアス紙などが伝えている。
特に6日のセビリア戦で反則タックルにより相手選手を負傷させたプレーで退場処分を受け、攻守ともにいいところなく敗れた(0ー3)ことで低調さを際立たせる格好となっている。大量失点を喫した20節のアスレティック戦(1ー5)がつまずきの最初で、下位チームの直接対決となったアラベス戦でも相手を突き放すことができないままスコアレスドローで終わっている。
久保とアレニャの加入後、すぐにエルチェ戦(3ー1)、ウエスカ戦(1ー0)と連勝していた。現状で2選手の補強で期待されていた攻撃力の強化は目に見える好転が見られず、チーム本来の特徴だった堅守はなりを潜めている状況。アス紙によると、昨季同時期の比較で得点はマイナス13、失点はプラス6となっている。
ヘタフェは現在2部降格ラインまで勝ち点5。しかし9日に延期されていたレアル・マドリード戦があるほか、週末には23節レアル・ソシエダ戦、さらに1週間後には24節ベティス戦と、今後はいずれも格上との連戦。他の下位チームの結果を気にしながらの厳しい戦いを強いられるとの見方がある。