神戸MFサンペール 天皇杯決勝&ACLメンバー外の無念 今季は「主要選手として」
J1神戸MFセルジ・サンペール(26)が沖縄キャンプ7日目となる10日、オンライン取材に応じ、チームの中心選手になる自覚を示した。
サンペールは昨季リーグ戦26試合出場と奮闘。しかし優勝した20年元日の天皇杯決勝ではベンチ外、4強入りしたACLでも外国籍選手の出場が3人までと制限されるため登録外となり、大舞台での試合に出場できなかった。「自分がピッチで貢献したいという面からどちらも難しさはあったが、どちらかといえば天皇杯。天皇杯は決勝だけ出られなかったので」と無念さを明かす。それだけに今季は「キープレイヤー、チームの主要選手として活躍したい」と強い思いを見せた。
12月に右太ももの手術を行ったMFイニエスタはリハビリ中で沖縄キャンプには不参加。開幕には間に合わない可能性が高い。「とても重要な選手で難しさはあるが、言い訳にせず、他にもいい働きをする選手がいるのでカバーしていきたい」。大黒柱不在のチームを支えていく。
ACLは準決勝で敗退。「優勝できたのではないかと思ったので残念なところはある。優勝していれば今頃クラブW杯で戦っているかもしれないことも考えると、最後は残念な結果だったが、チームの活躍には勇気づけられた」と振り返る。
チームの今季目標はACL出場権獲得。「チームとして高い目標を持ってまたあの舞台に立ちたい。そして自分自身もあの舞台に立てるように目標を持って全力で戦いたい」。チームの目標に自らの思いを重ねた。