バイエルン、7大会ぶり2度目の世界一 レバンドフスキ「6冠は特別」
「クラブW杯・決勝、バイエルン・ミュンヘン1-0ティグレス」(11日、アルラヤン)
欧州王者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が北中米カリブ海代表のティグレス(メキシコ)を1-0で下し、7大会ぶり2度目の優勝を果たした。8大会連続で欧州勢が世界一に輝いた。Bミュンヘンは終始優勢で後半14分にDFパバールが得点した。FWレバンドフスキが大会最優秀選手に選ばれた。3位決定戦はアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)が0-0で突入したPK戦を3-2で制し、南米王者パルメイラス(ブラジル)を退けた。次回大会は2021年12月に日本で開催される。
主将のノイアーが真ん中に立ち、輝くトロフィーを掲げる。昨季からおなじみの光景だ。Bミュンヘンが揺るぎない強さで世界一となった。ドイツのキッカー誌(電子版)によると、エースのレバンドフスキは「6冠は特別。バイエルンだけでなく、サッカー全体で考えてもすごいことだ」と誇った。
球際の競り合いで腰の引けた選手はいない。こぼれ球もBミュンヘンが拾い、終始主導権を握り続けての完勝だった。19年11月から指揮し、短期間で六つのタイトルを手にしたフリック監督は「最高の1年だ」と悦に入った。