C大阪 キャンプ最終戦は8発締め クルピ監督の攻撃サッカー発揮も守備は4失点
「練習試合、C大阪8-4岡山」(13日、宮崎県内)
J1C大阪がキャンプ最終日に練習試合(45分×3)を行い、8-4(2-0、3-3、3-1)でJ2岡山に勝利した。今季就任のレビー・クルピ監督(67)が掲げる攻撃サッカーを体現するように8ゴールを奪ったが、4失点と守備には課題を残した。C大阪の得点者は豊川×3、清武、加藤、山田、松田力、大久保(PK)。
クルピ監督は「8得点ということには手応えはあるが、4失点は改善しなければいけない」と収穫と課題を口にした。J2金沢から加入したFW加藤陸次樹(23)は2本目でゴール。「入りから自分のプレーも出せましたし、それが得点につなげられたというのはアピールできたかなと思う。徐々に慣れてきた中で開幕に向け、最終日に点を決められて充実したキャンプで終わることができた」と前向きに話した。
1月31日から始まった宮崎キャンプを打ち上げた。クルピ監督はキャンプ全体を通じ「一人一人の選手がチームのためにどういうかたちで能力を発揮できるのか見極めていくということで、私にとっては有意義なキャンプだったと思う。選手も新加入選手を含め、お互いが声をかけながら自分たちで改善していくべきことを意識してやっていた。いいシーズンを送ることができる手応えはある」と総括した。
今回の宮崎キャンプにおいて試合結果を公表した3試合では○2-1徳島、△2-2町田、○8-4岡山と2勝1分け。昨季まではロティーナ前監督による堅守が武器だったC大阪。今季4度目の就任となるクルピ監督は攻撃サッカーを掲げており、その一端が早くも実戦に反映している。