J1浦和 FW杉本が1得点2アシストで全得点に絡む 規律違反から出直し途上
「プレシーズンマッチ 浦和3-0相模原」(13日、埼玉スタジアム第2グラウンド)
控え組中心で臨んだ第2試合でJ1浦和のFW杉本健勇(28)が1得点2アシストの活躍を見せた。1トップで先発出場した杉本は開始13分に右足でスルーパスを通し、走り込んだMF田中達也のゴールをアシスト。31分には田中が獲得したPKを右隅に決めて追加点を挙げた。30分間の変則で行われた後半にもカウンターからMF関根貴大のゴールをお膳立て。攻撃では全得点に絡み、前線の守備でも懸命なプレスバックを見せた。
杉本は沖縄キャンプ中の4日午後4~6時頃にMF柏木陽介と飲食店を貸し切って外食した。新型コロナウイルス感染防止策として、クラブは近隣のコンビニ以外の外出及び外食を禁止。Jリーグも外食を控えるよう呼び掛け、沖縄県では独自の緊急事態宣言を出し、外出自粛を要請していた。
事態を重く受け止めたクラブは6日以降2人を練習から外し、厳重注意と罰金の処分を科した。杉本は10日の練習から参加を許されていた。昨秋にもクラブの規律違反を犯した柏木については合流時期が未定となっている。
浦和のリカルド・ロドリゲス監督は12日、杉本に対して「今回の件で失望したと伝えた。復帰することで選手やスタッフ、チームに借りがあるという話もした。彼は今後、自分の振る舞いでしっかり態度を証明し、信頼を再度勝ち取ることが大事だ。このような件が繰り返されるようなことがあれば、受け入れることができないことになると伝えた。浦和のためにしっかりやってもらいたい」と語っていた。