エムバペ大活躍はレアルにとって悲報か 獲得交渉の激化は必至…地元紙報じる
「欧州CL・1回戦第1戦、バルセロナ1-4パリ・サンジェルマン」(16日、バルセロナ)
パリ・サンジェルマン(以下PSG)がフランス代表FWキリアン・エムバペの大活躍でバルセロナに快勝した。大舞台で輝きを放ったことで、同選手の市場価値がさらに高まることは確実。敗れたバルセロナはもちろん、エムバペ獲りを狙うレアル・マドリードにとっても“残念な知らせ”という見方が出ている。17日のマルカ、アスなどスペイン各紙が報じた。
アス紙によると、エムバペがハットトリックを記録した試合終了直後にはレアルのファンを中心に「フロレンティーノ、あいつを獲ってくれ」とのフレーズがSNS上でのトピックに浮上。レアル・マドリードの最高責任者であるペレス会長にとって、新たな“銀河系軍団”構築へのプレッシャーになっているという。
とはいえ状況はレアルにとって好ましい展開ではない。PSGはアルゼンチン代表FWメッシを獲得するとの噂もあり、その流れでエムバペ放出の可能性も取りざたされていたが、今回の活躍で再び契約延長への流れにかじを切る可能性が高い。またリバプールなど獲得を狙う競合相手も攻勢を強めると考えられ、移籍金の高騰など交渉がさらに激化するのは必至。レアル・マドリードの元スポーツディレクター、ホルヘ・バルダーノ氏は「今回、エムバペはこれまで以上に(レアル・マドリードから)遠い存在になった」とみている。
試合後、去就について問われたエムバペは「1試合で自分の将来を決めるはバカなこと。長い目でも見て考えることで、いつも言ってるけど僕はここで幸せ」とPSGで快適に過ごしていることを強調した。