Jリーグが大分と浦和をけん責処分 新型コロナガイドライン遵守せず 浦和は罰金も
Jリーグは22日、昨年10月31日に昭和電工ドーム大分にて開催されたJ1第25節・大分-浦和において、両チームのサポーターが新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインへの違反行為があったとして大分にけん責処分、浦和には・けん責と罰金300万円を科したことを発表した。
違反行為は次の通り。
▽大分サポーター
【1】14時頃、浦和サポーターが座席を移動して、太鼓に合わせて立ち見で手拍子をしていたことに対して、大分サポーター2人がスタジアムの外に出て、浦和サポーターに近づこうとした。
【2】2人を追って、さらに10人程度の大分サポーターが南ゴール裏にいた浦和サポーターのもとに突入を試みた。
▽浦和サポーター
【1】試合開始直前の14時頃から本試合が終了する16時頃まで、全席指定席であったが、40人程度の浦和サポーターがスタジアム上段席に移動し、立ち見で応援した。
【2】試合中、声を出したり、指笛を鳴らした。
【3】14時頃、浦和サポーターの1人がフェンスに上った。
【4】14時頃、浦和サポーターの1人がスタジアムの中からフェンスの外に向かってペットボトルのようなものを投げた。
ホームの大分はJリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを遵守する義務があり、有事の際はサポーター自身でなく、警備員や運営担当者に連絡、通報し対応することを徹底していなかったことなどが処罰理由となった。
浦和はガイドラインを遵守する義務、ホームクラブの義務履行への協力義務、ビジタークラブのサポーターに秩序ある適切な態度を保持させる義務を守れなかった違反。浦和サポーターのガイドライン違反は、有観客試合の開始ごろから散見されており、ホームゲームにおいて措置を講じきれなかったことが、今回の行為につながったとも判断された。