おじさんが躍動!J1浦和・39歳阿部が日本人開幕弾最年長記録 C大阪・38歳大久保も得点

 「明治安田生命J1、浦和1-1FC東京」(27日、埼玉スタジアム)

 4年ぶりに浦和の主将に復帰したMF阿部勇樹(39)が自身初の開幕弾を決めた。0-0の後半29分、CKからのこぼれ球を右足で押し込んだ。

 J1でのゴールは19年8月19日の清水戦以来923日ぶり。39歳174日での開幕戦ゴールは、18年2月24日の開幕戦でMF遠藤保仁(当時G大阪)が記録した38歳27日を上回る日本人最年長記録で、Jリーグ全体でもジーコに次ぐ歴代2位の年長記録となった。

 さらに阿部はJ1通算23シーズン目のピッチに立ち、GK楢崎正剛、曽ケ端準、MF遠藤保仁の通算22シーズンを上回る新記録を打ち立てた。「家族の存在もあるし、浦和はいろんな方が応援してくれ、パワーをくれる。そういった方たちに恩返ししたいという思いがモチベーションになっている」と原動力を明かした。

 C大阪FW大久保嘉人(38)も柏戦の前半42分に頭で先制点を叩き込んだ。38歳263日での開幕戦ゴールも遠藤の記録を上回ったが、阿部には及ばず日本人歴代2位の年長記録となった。大久保のJ1でのゴールは、磐田時代の2019年11月30日の名古屋戦以来で、自身が持つJ1最多得点記録を186得点に更新した。

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